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技能グランプリで見つけた神技的合端作業がキレイ過ぎ!まさに芸術!

こんにちはー。
屋根セイバーズの神谷英嗣です。

技能グランプリネタが続いておりますが、それくらい興奮する内容でした。
職人技はパッと見ただけでは伝わらない、気づけないことが多いので、今日は素晴らしい技術を知ってもらいたいなって気持ちで書きますので、お付き合いくださいませ。

合端作業(あいばさぎょう)

職人技術の差が出る分かりやすい部分として合端作業があります。
これは、瓦同士を削ってキレイに隙間なく並べるための大切な作業です。タガネと呼ばれるノミのような道具を使って削っていきます。

タガネ

このタガネを使って、瓦同士を少しずつ削りながら合わせ目を調整していきます。
削っては合わせて、そして研磨して、合わせてという作業を繰り返して仕上げていきます。削りすぎてしまったら戻せないし、端っこ部分が飛んでしまうと取り返しがつかないので、慎重に作業を進めていきます。しかし時間を掛けすぎると制限時間もあるため、サジ加減が難しいところです。

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カンカンという音が僕は好きなんですよねぇー。

神技的合端作業

僕が感動すら覚えた職人技をご紹介します。
神技的画像だけだと巧さが伝わらないので申し訳ないのですが、比較対象として他の選手の画像も一緒に表示させていただくことをお許しください。僕はこんな上手に加工できませんので、悪しからず。

架台の下部分の両端から斜め上に登ってくる隅棟部分が一番上で重なる部分の加工技術です。
丸い素丸瓦を斜めにカットしていくのですが、瓦自体が曲線でできているため3Dのような感覚で合わせていくのですが、こんなにピタッと合うって凄い技術ですよね!電動工具を使わずにタガネで仕上げてるなんて驚きです。

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次は壁際部分の瓦加工技術ですが、コレも凄かったぁーー。
素丸瓦を半分程度にカットして壁にスッと合わせていくのですが、このラインが素晴らしい直線でした。この部分は最後の方でやる工程なので、時間制限との戦いとなる場所です。左の写真は時間に間に合わせるために加工の微調整ができなかったんだと思われます。それに対して右側はもう神技レベルっす!!!

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よく見ると、銅線での緊結の穴も左は通常の状態で使う瓦と同じように上部に穴を開けて緊結しているのに対して、右側の方は、左側に新たに穴を開けて緊結しているようです。コレって雨の流れを考えて水が入りにくくって考えてのことなのかも知れませんね。配慮がハンパない。

あとがき

技能グランプリでは瓦葺き技術の日本一を決める大会でした。
しかし、そこだけでなく終了後は選手同士がお互いの架台を見ながら、ここはどうやってるの?とかみんなで集まって写真撮りましょうよとか、お互いの健闘を讃えていました。なんかスポーツの試合後みたいな清々しくやり切ったっというようにも見えました。新たな友情が生まれたりしたんじゃないかなぁ?
今回は競技会ですが、職人さんたちが日々腕を磨いているのは、日本一になるために誰かと戦うためという訳ではなく、お客さんの家を守るためなんです。その気持ちが彼らの技術を向上させることにつながってるんですね。

瓦葺き職人の素晴らしい技術にちょっとでも興味を持ってもらえたら嬉しなあー。
素晴らしい技術を見せてくれた選手の皆さん、お疲れ様でした!!!

それでは、またっ!

技能グランプリの写真はこちらでご覧になれます→山平Facebookページ内アルバム

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神谷 英嗣

神谷 英嗣

代表取締役社長株式会社 山平
㈱山平の神谷英嗣です。瓦屋に生まれ、瓦に囲まれて成長し、住宅営業マンを経験してから、瓦業界に戻って早10年が経過しました。小学一年生からやっている野球をはじめとして、フットサル・スノーボードなどなどスポーツで身体を動かすのが趣味です。チームスポーツが大好きで、仲間と一緒に目標に向かって進んでいくのが大好きです。地震が来るたびに瓦屋根が悪者にされがちですが、本当はそんなことないんですよ。皆様の守る大切な瓦屋根のことを正しくお伝えし、家族の幸せな住まいを守っていきたいと思います。屋根に関する悩みはお気軽にご相談下さい。

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